私は力こそパワーをここで何度も提唱している。


なんだかんだでホームランを打てる方がいい。たった一振りで得点できるというのは大きな魅力であるからだ。



しかしそれは決して走り込みをないがしろにする理由にはつながらない。


なぜならば、筋トレをしまくってマックスパワーを増強させたところで、基本は自立。


すなわち、自重を慢性的に支えてこその力こそパワーだからだ。



5キロ走れる選手よりも10キロ走れる人間の方が日々の生活で疲れがたまりづらい。
動かない人間はちょっとしたことですぐ疲れる。こんなのは当然だ。


しかしながらベンチプレス100キロ上げることができたとしても、別に疲れにくくなるわけではない。重いものが持てるようになるだけだ。なんせ筋トレは瞬間的に力を込めるのを繰り返すだけで、持続的に動く力を鍛えるわけではない。これもまた当然だ。


毎日のように試合が行われるプロ野球という興行の性質上、疲れにくい身体というのは必須だ。


そして何より、野球という競技自体が自重以上の体重を常に支えるわけではない。


そういう意味ではイチロー氏の言っていた

「人間の本来のバランスを崩してはダメ」

というのは、とりわけ野球に関しては一番しっくり来るというものだ。


走り込みは筋量が落ちるなどというが、たかだか10キロなど素人でも走れるような距離を走った程度で落ちる筋肉などそれこそバランスを崩す不要な筋肉だ。


まったく走り込みを否定する理由にはならない。


私は力こそパワーを大変重んじている。
しかしながら、力こそパワーは持続的に発揮されねば力こそパワーではないのだ。


力こそパワーイークォルズホスピタルでは何も意味がない。


それをプロ野球が早く証明してほしい